« 2010年10月 | トップページ | 2011年1月 »

2010年12月23日 (木)

早稲田大学取材メモ

【渡辺監督】

箱根駅伝で優勝するためには何が必要かを考え、原点に返った。うちの伝統はもともと「距離が長くなるほど」強くなるというところ。そこで、質と量のバランスという意味では、量にバランスを置き、距離を踏む集中練習を多く取り入れた。「東洋や駒沢よりも練習をして箱根で勝とう」を合言葉にきつい練習を乗り越え、足並みが揃ってきた。

今年は『エースという』存在をあえて置かなかった。私が現役時代にも経験したが、エース一人のチームは勝てない。しかもその絶対的エースが抜けたあと、ガクッとチーム力が落ちてしまう。

・全日本では確かに大会新のタイムで優勝したが、コンディションと流れがよかったことを考えると手放しでは喜べない部分もあった。不本意な走りだった選手もいたわけだし。ただみんなでカバーして戦えた。総合力の勝利。2区の大迫と4区の佐々木は競り合いに強いところを見せてくれて収穫。

・現在、状態自体はみんな上がっていて、いい意味で区間配置に困っている。特に、8番目~12番目くらいまでがすごくいい状態。

区間位置がすごく重要。組み方を間違えると全然結果が変わってしまう。

・東洋さんが一番嫌がるオーダーを考えたい。正直、東洋のオーダーはある程度読める。柏原くんで逆転してそのまま、という考え方だろう。うちはある程度バリエーションがある。

監督7年目にして、なぜこれまで東洋や駒沢に負けてきたか見つかりつつある。それは本当に優勝できたお話できると思う。時に優勝への重圧がないと言えばうそになる。注目されることはいいことだが、18年間箱根で勝っていない中、OBや関係者から期待されているプレッシャーは感じる。

Waseda3_2

|

中央学院大学取材メモ

【川崎監督】

・本戦出場で満足してしまうから、予選会後選手たちに厳しい事を言った。東海は村沢君が走っていなかった、他大学の予選会でエースが走っていない。「走っていればうちは最下位だぞ」と発破をかけた。

            

年間通じて学生たちは良くやってきたと思う点もある。前期は成績を残せなかったけど、9月の選抜合宿以降は主将の小林を中心によく持ち直した。学生同士のコミュニケーション、練習中の声だし、姿勢が変わってきた。厳しい主将・篠籐(淳)がいた頃と雰囲気は似ている。ここ数年では雰囲気は1番。

             

・ここ数年の箱根は、123区で順位は決まる。他大学も皆同じ事を考えている。だから前半だけでも上位に行くのは至難の業。箱根は往路がすべて。

・今回は気楽な気持ち。個々が次に繋げる、何かを掴む大会。

箱根は20チーム中、半分しかシードは取れない。そんなに甘くない。不安要素は必ず出る。指導者は楽観的に考えるが、私もそれで何度も痛い目にあった。

必ず学生には希望区間を聞いている。また「チームとして走らないといけない区間」も同時に聞く。それを全員に公表。会議で決める。皆で話し合い、納得してもらう。情報は共有する。

|

山梨学院大学取材メモ

【上田監督】

・今年のテーマは「キープ・オン・ビリービング」。仲間を信じることはチーム作りに不可欠。信じあえる仲間でいるために自分はどうすべきか、自分のすることを信じ積み重ねる。すべては信じることから始まり、信じることをもってタスキリレーをすることが駅伝。信じることを積み重ねて実力に変えていこうというテーマ。『高めろ駅伝力、みがけ人間力、築けチーム力』という副題もついている。

・どのチームも夏に鍛えて冬に戦う。鍛えるだけに、守りの姿勢ではいけないと思い「恐れるな未知の領域、挑め未体験ゾーン」という言葉を夏合宿用の冊子に書かせ、その気持ちを刻んで日々過ごした。ここまででいいんだ、ではなく、もう一歩踏み出す勇気を持たせた。それがじょじょに効果として表れていると思う。

よせ鍋みたいなチーム。高級素材はないが、みんなが集まってグツグツ煮込めばいい味がだせる。それはある意味個性的でもある。車エビも伊勢エビも入っていないが最終的にはうまいという走りをすると思う。

・今回のメンバーは、本番にピークをもっていける16人を選んだ。前回チームと比べ派手さはないが、トレーニングの質や持ちタイムも去年なみかそれ以上。

・【前回は4年生が6人】当初は4年生が抜けて痛いというのがあったが、刈り取ったあとにふつふつとまた芽がでてくる感じで、それを大事に育てどこまで成長したのか試すのが今大会になる。

大事なのは1,2区の流れ。速い流れが想定されるので、そこで後塵を拝するときついし、ひっくり返すのはきつい。その中ではじきだされないようにすることが大事。序盤から流れの本流にしつこく居座る。そうしないと勝機は見いだせない。

・5・6区の対策がないと今の箱根に対応できない。そこそこ走れる選手を準備している。5区の重要度はこれからも続くだろう。

目標は3位以内。早稲田、東洋、駒沢のトライアングルを崩さなくてはいけない。3強の1つでも崩して3位以内を目指すというのがチームの共通認識。「3強がいるから6位以内でいい」ではシードも危険。一文字「挑」気持ち。

・出雲も勝てない全日本もシード落ちのチームが優勝とは言えないが、勝つ気のないレースなんてしたくない。リスクテーキングだけやるのではなく、チャンスがあればあがっていく気持ちで虎視眈々と上位をうかがう位置で戦っていきたい。

_yamanashi

|

学連選抜取材メモ

【成田監督】

・学連選抜監督の難しさ:学連選抜は普段見ていない選手たちが集まって来て、練習内容も分からない、一貫した練習が出来ない所は苦しい。

・チームには経験者も多いが:当然経験者中心に回さざるを得ない。予選会・1mの記録会を見てもその選手たちは昨年走った選手が上位に入ってきている。

85回大会では成田監督が学連選抜を率いたが違いは:選手層がちょっと下がるのではないかと思う。その時には上り・下り共に経験者がいて後はあてはめるだけという状況だったが、今回は下り経験者がいるが上りがいない。上りを選ぶ楽しみがある。2人に候補を絞っている。

・ずば抜けたエースがいないので早い展開のレースになった時に往路をどの位で耐えてくれるか、復路の選手は往路と同じ位のメンバーが残っているのでそこを活かせばシードには届くと思う。

5区の重要性は: 例年以上に山への負担が大きくなる。前半の4人がどれくらい頑張って山に繋いでくれるかだと思う。

・シード権:やるからにはシード権を獲らなければいけないと思う。来年のことを考えたらシード権を何としても獲っておきたいしスタッフに入った責任だと思う。

|

2010年12月22日 (水)

日本大学取材メモ

【堀込コーチ】

・全日本は調整をせず、疲労困憊のまま走った。そんな中でどういうレースになるかと思ったが目標の5位は一つ上回った。スピード練習もしなかったが、よく粘れたと思う。

11月末からの合宿は、今年、栃木県大田原市にあるゴルフ場で行い、朝と夕方150キロ起伏のあるコースで例年の1.5倍の量を走りこんで脚力がついた。1月2、3日はしっかり疲労をとって臨みたい。

・前回、前々回と1区で出遅れた。前回は速い流れに乗れなかった。今年はどうなるか分からないが、1、2、5区を中心に全部重要。4区も決して簡単にはいかない。往路重視で流れを作らないと。4年が意地を見せて欲しい。

目標は最低限シード権確保。5位以内。走りこんできた成果で精神的には逞しくなっている。

・ベンジャミン:彼の潜在能力が引き出されている途上。純朴で誠実な性格で好感の持てる人間性だがレースでは無類の負けず嫌い。予選会で拓殖のマイナに負けて相当悔しがっていた。目標、意識レベルが高く、世界で通用するランナーになりたいと言っている。ロードが得意。ピッチに近い走り。状態のブレが少なくなって、粘り強くなってきた。ウエイトが絞れて顔が一回り小さくなった。日本食でも何でも食べられるし、すでに平仮名、カタカナはOK。漢字も学ぼうという意識ある。文化への順応も出来ている。

|

専修大学取材メモ

【加藤監督】

今年は練習レベルを下げた。質を落とし量も少し落とした。

・今年は猛暑の影響もあった。1回目の別海はよかったが、2回目の帯広は異常な暑さ、34度くらい。五十嵐はじめ何人か胃腸炎を患った。1年生は前半が終わって暑さもあって疲れが出る選手が多かった。

・予選会9位:満足は出来ないが、よく頑張った。最低条件通過するということをクリアーできた。9月頭の菅平合宿まではそれくらいひどかった。満足に走れる選手がいなかった。ただ、そのあとの1ヶ月でピシッと揃った。予選会の当日の暑さは予想していたので、選手たちには後半勝負になる、そこで落ちたら負け、最後の5キロに対応してスタートを考えて入りなさいと言っておいた。

・予選会後選手たちもホッとしてやらなきゃいけないという気持ちになったのか、少しずつ上げていった設定タイムについていけるようになった。距離走でもうちのコースレコードが出たし、集団から離れていくものもいない。箱根に出ることが決まってチームに活気が出てきた、それが強さにつながっていく。

今は故障者いない、順調。予選会のときはみんな不安で消極的なレベルの練習をしていたが今はみんなシード権をとりたいという気持ちでやっているので積極的になってきた。富津での合宿は10月以降3回目だが今が一番いい状況、いい練習が出来ている。

・前回、戦力がある中で17位、今回は去年より戦力は落ちるが、今の練習は去年のこの時期と同じ内容で、むしろいいタイムで走れているので力は確実についていると思う。選手たちは自信をつけている。予選会までのチームの危機感がいい風に働いている。

・自分たちが弱いとか力を出せないとか言うのではなく、挑戦者として思い切っていってほしい。気負う必要はない。力の80パーセントを出せば上等。

シード権獲得が目標。シードラインが見える位置でつないで、飛び抜けなくていいから、満遍なく。常に区間10番前後の走りをしてほしい。

|

2010年12月19日 (日)

駒澤大学取材メモ

【大八木監督】

テーマ『原点と自覚』2年生が自覚を持ってくれないと戦えないなと思った。春先から試合でも合宿でもクリアーしてくれたししっかり考えて駅伝シーズンまで来てくれた。

・宇賀地や高林など昨年の強い4年生が抜けたと同時に補填は考えていた。1年生の油布と湯地が上がってきてくれた。出来のいいのを昨年の4年が抜けてあいた穴に持っていくしかない。1年生は夏合宿から長い距離をやろうという姿勢が積極的に出ていた。

11月下旬の大島合宿は起伏のあるところで走りこんだが、1、2年生がスタミナ的にやれそうだというところをしっかり見せてくれた。

10月の時点で上り候補は決めていた。何人か上りベースのところを走らせていいものを。79分から80分では行って欲しい。

34年生は層が薄かったが、3年生で高瀬が出てきた。コツコツやってきてくれた。駒沢が強いときはこういう選手が上級生になって出てくる。夏もしっかり走れたし、気持ちも強い。

・去年は優勝をしなければいけない年だった。ただ11月に故障者が出て目標3位に変更を余儀なくされた。去年に比べたら戦力は低いし層は薄い。3番を確実に取りに行って次の年につなげたい。我慢の年。

・今年は1区で出遅れたので、失敗しない戦法をとる。2区は我慢。前との差を広げず、きっちりつないでいってくれたらいい。うちは若いチームだから後ろで追うレースよりも前で戦うレースをしたい。

・優勝するには往路が終わってトップから1分半から2分差まで。

・東洋と早稲田は34区に力のある選手を置いてくるだろうから、順位を上げてくるだろう。東洋は柏原の存在が大きい。彼がいることでその他の区間を走る選手が気楽に走ることが出来る。

|

日本体育大学取材メモ

【別府監督】

4年生の結束とチームの底上げがテーマ。今までは箱根を目指せそうな人材は、人数を決めずにA班に置いたが、今年は、A16人と決めてレースなどで結果によって入れ替えをしていった。結果が全て。1000029分台が22人まで増えたのはその表れかも。

・今年は4年生のチーム。バランス的には悪くないと思う。4年生が結果を出すかどうかが箱根で勝てるかどうかの最低条件。ただ、出雲と全日本は残念ながら機能しなかった。

・出雲2位:優勝を狙って言っての2。序盤から15秒以内で最低でも30秒以内でレースを進めて、と思っていた。12区は予定通りだった。1区服部2区福士5区早川は使えるめどが立った2位だったが4年生に課題が残った。

・全日本7位:①確実の6位以内に入ってシードを獲る②優勝の確率を上げる一方で1011位になるリスクも覚悟する、①と②どちらにするか4年生と話し合って②にすることに決め一発勝負で区間を配置した1区で差をつけられ崩れたが、想定内の悪さ。1年生の服部をアンカーに使い、一人で走れることが分かったのが収穫。外国人と村澤に追い抜かれたがしっかりまとめてくれた。

野口&出口:ライバル意識がある。ともに3月の世界クロカンに参戦。結果を残して卒業して欲しい。彼らが走れないと厳しい

2年生は他と戦えるくらいにしっかり走れるようになってきた。結果が出ている。1年生の時ももっと出てくると思ったが。

1区から3区でいい位置につけないと厳しい。上りと下りは早い段階から準備はしている。上りは未定。練習での状態を見て決めたい。候補は何人かいるがともに平地でも使える選手なのでそのあたりの兼ね合いも見て決定する。

4年生の安定感と下級生の勢いが融合すれば近年最高の結果を出せると思う。戦力的には5位か6位くらい。まずは確実な駅伝をしっかり目指していくことが大事。

|

上武大学取材メモ

【花田監督】

テーマはベースの引き上げ。前回までは10人のメンバー選ぶにも力がなくて選べないという状況だった。しかし今回は、予選会が終わってから選手の力があがってきて、今は誰をどう10区間に使おうかと考えられる。予選会以降は4年生が元気。この1年は「必ず予選会を通る」という目標をたて、予選会以降は「必ずシードをとる」という強い気持ちでやってきた。

・予選会は通ったという目標は達成したが、選手たちに油断があったので、終わった後も選手に厳しいことも言った。本戦を考えればいい反省材料にはなった。

・前回の経験者6人いることは箱根を知っていることは武器ではあるが、ただうちの場合は毎年選手の入れ替わりが激しい。その6人が6人ともすんなりとメンバーに入っているようでは、箱根は戦えない。争った中で経験者が区間をつかんでほしい。前回チームより総合力は5~10%上がっているし、潜在能力は前回よりもある。

やはり1区が大事1区をトップから30秒から1分差以内、10位以内で。他の大学が見える位置でレースを展開したい。1、2区、レースの流れを作る前半の区間が非常に大事。「出だしの1区とエースの2区の走り」。

2区は最低限の走りをしてくれればいいと思っている。最低9分を切る走りをしてほしい。チームをおしあげる走りに期待している。

5区は前回区間5位福山に代わる選手も作ってきた。福山並みの選手。登りに関してはそれほど心配していない。

往路が終わった時点で一ケタ順位が理想。さらに言えば、往路終了が9位ではなく、「周りの人が驚くような順位(例えば5位以内など)」で終われないとシードが苦しくなる。

目標は、一ケタ順位。シード権を獲得し出雲にも行きたい。

|

2010年12月16日 (木)

明治大学取材メモ

【西駅伝監督】

ロードでの練習が少なかった。授業の兼ね合いもありロード練習の時間が作りにくかった。従って、1万メートルの平均時間はあがっているが、昨年と比べて強さでは昨年のチームと比べて劣っているかもしれない。その部分はここから強化したいところ。出雲・全日本は100点でいえば50点くらい。好不調の波が大きすぎた。出雲などはあえてプレッシャーをかけてきた「優勝するんだ」と。エースの鎧坂に頼りすぎてはいけないがここまではそうなってしまっている。彼を生かせるチームにしたい。

3番以内はみえてきている。シード権は最低でもとりたい。(西監督にとって)9カ年計画の最終年なので、優勝と掲げたいが過度な期待はかけさせたくない。不安要素は計算ができるメンバーがきちんとスタートラインに立てるかどうか。

 昨年は特殊区間(56)に不安があったが、今年は5区を中心にそこそこ自信がある。計算では()。総合では11時間12分~13分台でいけると思う。ただ、4区までは設定では86回大会より3分くらいまで悪いと思う。復路でしのぎあう展開になるだろう。

↓明治大学のメンバー。明るい表情です!

Meiji2_7

|

2010年12月14日 (火)

城西大学取材メモ

【櫛部監督】

・前回は7度目の挑戦で初のシード権獲得に納得している。諦めない粘りのレースが出来た。反省すべきは3区で流れが切れかけたこと。しかし4区・橋本がよく走り、追いかける体勢に戻してくれた。鬼門だった2区で高橋優太が区間9位、5区・田村優宝も区間6位と初の一桁順位でよく走ってくれた。

・出雲は初の「予選会のないシーズン」なので、新しいステージで自信をつけさせたかったが、不本意な結果だった。いつもと違うスケジュールだったので、選手には実感として捉えられなかったのではないかと思う。正直、試合前に少し緩んでいたので、学生には厳しく言った。

・全日本は、1区以外はそこそこ走ってくれた。アンカーの石田も抜かれたが、よく走っている。悪い順位から上げていくというのは結構難しいものだが、それが出来たので良かった。

「山の人材」を確実に持って行きたい。5区は当てにしていた選手が思わしくないのが…。

1年間の練習のことを考え、1月2日・3日の瞬間的ベストのメンバーを組みたい。練習の仕上がりは出来ているので、風邪・ケガなど体調管理に気をつけることが大事。去年も、合宿が終わって1週間ほどしたところで、風邪引きや故障者が出た。当てにしていた3人が出られなくなったので、今年はそういうことのないよう十分に注意していきたい。

・目標は確実に自分の力を出せば間違いなく6番以内でいける。目標としては三強の一角を崩し、3位を目指す。

|

2010年12月12日 (日)

中央大学取材メモ

【浦田監督】

目標は年初に学生達が掲げた「箱根駅伝優勝」。その為にどうすれば良いか考えて練習してきた。全員で戦う意識を高める為に「どの距離でも良いから、全員が自己ベストをだす事」を目標にしてきた。春先は順調さを欠いた選手もいるが、個々のレベルはあがっている。部員37人中29人が自己ベストを出した。

10月からの記録会、駅伝を通じ、チームとしての状態も上向き、まとまってきている。自己ベストをだした者もいるし、練習の中身も昨年以上。

・出雲駅伝の時点では、夏の強化合宿からまだまだ上がりきっていない状態だった。未経験選手を使ってみたり、状態を見極めたい選手もいた。色々と良い点が見えてきた。昨年から常に言っているが「自分の任された区間は100%の力を出そう」と。選手個々がその目標に向かい、レベルアップしている。チームとしての安定感が出てきた。課題点は、元々持ちタイムがないので、駅伝でも、もう少し攻撃的な積極的な個人個人の攻める気持ちが欲しいと出雲・全日本通じて感じた。

・経験者が何人かいるといっても、今回は今回の戦い方。往路でどんな位置でレースできるか、他の大学は往路に主力34人は並べてくる。そこをどうしのげるかがポイント。駅伝のセオリーからは、早い段階で上位争いをしていかないとダメ。ただ中大は前半、上位争いをできるかは難しい。それでも、いかに「かまして」いけるか?

|

東京農業大学取材メモ

【前田監督】

・これまでは予選会にピークをもっていく形だったが、今回は予選会がなく、箱根本戦にピークをもっていかなければならない。モチベーションの維持が難しく、試行錯誤の中の練習ではあったが、特に新たに練習メニューを組むことなどはせず、あくまで普段通りを意識した。ただ、関東インカレ、出雲など、その大会ごとで「上位で走る」というテーマで取り組み、それをモチベーションにした。選手に自分たちは戦えるというイメージを持たせた。

前回5位にあぐらをかいていては足元をすくわれる。自信にはなったと思うが、それが過剰にならないようあぐらをかくなと選手には言ってきたが、予選なしの安心感や甘さはどうしても出てしまうもの。私自身もふと我にかえると甘かったと感じる時もある。特別なエースはいない。ルーキーが特に強いわけでもない。チーム全体の底上げに重点を置いた。

・前回まではエース外丸主将がチームを引っ張っていた。外丸が卒業したことで影響がでたと言われないようにしないといけない。選手は外丸がいなくなったから負けたと言われたくないだろう。そういう意味でチームが団結している部分もあるかもしれない。

・今回は厳しい大会になると感じている。上3校(早稲田・東洋・駒沢)は抜けているのではないか。うちはその他のシード勢を相手にしないといけない。

目標は3位。前回5位はできすぎで、今回はそれが基準となるので、5位よりも下の目標はたてられない。OBや学校からも「5位以上」を期待されているので責任を感じる。ただ、チームの中で力上位の10人を揃えられれば3位は十分可能。100%で臨めれば面白いレースになるのではないか。

・前回の経験者6人が中心にはなる。出雲を走った2年生の木村・内藤が新しい戦力になってもらわなくてはならない。今回はエースを持って戦うのではなく、「全体で戦う」という意味合いが強い。それが強みでもある。

|

2010年12月10日 (金)

神奈川大学取材メモ

【大後監督】

『気持ちをこめて一日一日を過ごそう』ということ。今まで、練習さえ一生懸命していれば箱根駅伝に出られる、メンバーに選んでもらえるという思いが選手たちにあったと思うがそれでは駄目だと。生活面から改めて見直していく必要がある。

・夏合宿では最初から1000キロ走ろうと言ったわけではなく、結果走ってみたら1000キロになった。怪我で脱落する者も出ず、特に下のクラスの選手たちの底上げ出来て層が厚くなった。

・予選会:夏合宿の時点からスタートからハイペースになることを想定しつつ調整したが、予想以上に気温が上がり後半皆バテてしまった。出来れば6位通過をしたかったんだが

・どこのチームもそうだろうが、前半シード権内の位置につけて。後半はしのいでつないでいくしかない。昔は、往路6割復路4割くらいの力の配分だったが、今は82くらいの戦力にしないと中々後半上がれない。上4~5チーム以外は大混戦。手堅く行ったチームがシードを取れる。5区は82分がボーダーラインか?ここを切れればいい。

↓寮にある優勝旗の前で

Jindai_2

|

2010年12月 9日 (木)

拓殖大学取材メモ

【岡田監督】

・2月からメンバーとは接していて、彼らの箱根に対する意識がとても高いことがよく分かった。亜細亜時代の練習方法をほぼ踏襲し、質をやや落として、距離をこなす方法にかえていった。やる気があるので乾いた砂に水が吸い込んで行くように吸収していった

・テーマは「夢の実現」:夢は実現するために抱くもの。箱根駅伝に出るのは通過点。本戦で目標順位を達成すること「夢の実現」。

・予選会では選手たちに、最初は抑え気味に、中盤過ぎて上げられるようなら上げろと指示し、その通りにやってくれた。「外国人の2人の力を借りての通過はダメ、日本人選手が強くなって通過しよう」ということを言い続けてきたが、留学生の2人なしでも予選通過できる成績を日本人選手があげてくれたことが一番うれしい。

・拓大はこれまで総合8位が最高だが、亜細亜で5~6番になった時の練習はこなしたと思う。目標は「6位±α」というところ。

・亜細亜時代と違って2区にスーパーエース=ジョン・マイナがいる。彼はロードが強い。66分半くらい入ってくれるだろう。5区は無難に走ってくれれば。最初から前でレースをしていきたい。

|

2010年12月 8日 (水)

國學院大學取材メモ

【前田監督】

Kokugakuin2shuusei_3 ←去年から新しい合宿所

・監督をする前にコーチをやっていたので、実質4年間、正直長かったが、苦労という思いはなかった。指導者として箱根駅伝を目指せるチームでできたことを感謝している。

自分たちの指導論のベースは駒沢で培ってきたもの。ただ、大八木さんみたいに選手に接するのは無理なので、私なりの目線で、選手と年が近いことをいい風に捉えて、しっかりコミュニケーションをとりながらやっていくのが私流かと。駒沢がロードで強いのは心の指導がしっかり出来ていて、10人が自分自身に負けずに走ることが出来ているから。

・夏合宿:トラックのタイムだけでなく、ロードでの強さをつけるため、心を鍛えるべく泥臭い練習をやってきた。前年まで距離を意識しすぎて故障者が続出した。今年は内容重視の中で結果的に距離を踏めれば。故障者も出ずに乗り越えた。

・駒沢との合宿(野尻湖で1週間):練習で去年箱根2位のチームの選手にうちの選手が勝ったことで得た自信が大きい。箱根で戦えるという意識づけ。大八木さんからは「去年より強くなっている。意外にやるな。」と言われた。

・箱根駅伝予選会:正直2位通過できる力はなかったが、コンディション的なもので他チームが崩れてくれた結果そうなったと思う。力=タイムでなく強さ、というものを意識した中で気温の高い中2位に入ることが出来た。故障とか体調不良のようなマイナス要素はなかった。

12区の流れが大事。主要区間で我慢、つなぎ区間で少し稼げれば。シード権と口で言うのは簡単だけどチーム差がないだけになかなか難しい。一人の故障者やブレーキで順位が大きく変わってしまう。上りの目途は立っている。順調に行けば少し稼げるか。ここで少し順位を上げたい

Kokugakuin1shuusei_2

|

2010年12月 5日 (日)

東海大学取材メモ

【新居監督】

・去年3年でキャプテンだった金子が最上級生になってチームをスムーズにまとめてくれている。チームの和としてはいい状態になった。金子本人もインカレで入賞するなど走力が上がってきた。

・チームとして力はついているけど、大舞台で力を発揮できていないのが課題。予選会も早川翼が日本人トップになったがタイム的に上と下との差が開いてしまった。箱根駅伝本番に向けて、調整力がテーマとなってくる。

・箱根駅伝本番は、スタートでつまづかないように、前半で流れを作って後半へという形を作りたい。過去山上りで失敗しているので、5でいい流れを作りたい。

・特別な上り対策はしていない、山はトラックでの走力があるものを使う。暑い中での練習で走力がついたものの中から適正を加味して選びたい。

|

2010年12月 4日 (土)

東洋大学取材メモ

【酒井監督】

Sakai

2連覇に満足していたら、チームとして成長はないし勝てない。今年は86回大会に出場できなかったメンバーの頑張りにも期待した。

・夏合宿は、敢えて2連覇の立役者をB班(控えメンバー)の練習に入れて、1年生や川上、山本、本田ら箱根を経験していないメンバーA班に入れた。ルーキー設楽兄弟はじめ彼らが本当によく練習できていたこのあたりからいわゆるレギュラーに危機感が出てきた。

・全日本駅伝は優勝というものにこだわる気持ちがもうひとつ足りなかった。早稲田が思い切って突っ込んだレースをしていたのにうちは怖気づいていた感じ。たやすく後ろに付かれてしまった。

87回は前回以上にレベルの高い大会になると思う。安定したレースも大事だが、攻める姿勢を持って戦いたい。

・柏原選手の1年間:大学生になって一番苦しんだ1年だったのは事実。ただ箱根本番では彼の勝負強さを信じている。今年は原点に帰る1年として捉え、ここから飛躍していくための助走期間となる1年になってくれればいい。

続きを読む "東洋大学取材メモ"

|

2010年12月 2日 (木)

青山学院大学取材メモ

【原監督】

主力は1、2年生。特に2年生が良くなってきた。大谷、松田、内田、横山(世田谷ハーフ独走V)、小嶺、出岐。出雲駅伝は1,2年生だけで臨んだが、これも実力通りのメンバー構成。

8月の北海道夏合宿では、選抜メンバー約20人(従来箱根組とされるメンバー)を3年生1人で、あとは2年生にした。2年生に「チームの主力」という意識付けをした2年生はもともと「箱根を走る」という意識で入学している。

【チームの強みは】2年生が「チームの主力としてやってやろう」という雰囲気をもっていること。そういう意味ではまだ過渡期。彼らが4年生になったら本当に強いと思う。だからこそ「新時代の幕開け」にしたい。うちにエースはいない。エースは「2年生」。

部員全員が寮生活。ようやく部として曲がったことを許さない雰囲気がでてきた。他人が曲がったことをしていれば指摘できる強さをもってきた。自分にも厳しくなるので走りにもプラスになってきたのではないか。

【今年1年の練習テーマは】「トータルで距離をふむ」ということ。町田の寮から練習場まで約7キロを、これまで車や自転車移動だったが、常に往復ジョグにした。普段の練習以外でも距離を重ねるという「栄養補助食品」のようなもの。秋になって下地ができてきて、全体的にタイムがあがり成果が出てきたと感じる。

続きを読む "青山学院大学取材メモ"

|

帝京大学取材メモ

【中野監督】

・前回の反省を踏まえ、なぜ往路で力が発揮できなかったのか、力がないわけではない。「強さ」がなかった。強いチームを作ることをテーマに掲げた。「チャンスは誰にでもある。でもそれを逃したら2度とないよ。しつこくしつこく手に入れていこう」と‘勝負へのしつこさ’を選手たちには求めた。

・全日本出場、シード獲りを目標にしていた。‘勝つこと’‘厳しさ’を意識して練習に励んだ。前回は全日本に出場した時はまぐれだったが、今回は選手たちの意識が上がっての出場だけに評価できる。ただ、シードを獲っているチームはやはり強い。うちはソツなくつないでしかなかった。

・安藤慎治の関東インカレ入賞(5000m7位、10000m6位)と中村亮太の1m28分台、1m13分台記録はチームにいい影響を及ぼした。

・ちょっとしたミスが致命傷になるだろう。5位から15位ははどのチームがどこに来てもおかしくない紙一重のレベル。ミスをしたらなかなか流れを変えることが出来ない。シード取りのためにはミスをしないレースが重要。

・選手たちにはリベンジという言葉を使ってほしくない。ゴールしたら次のレースはスタートしている。自分の足を信じろ、神様に頼っていいのは目一杯やった奴だけだ」と。

・4月に入ってきた1年生はオフ期間きっちりトレーニングを積んできたのでスムーズに大学の練習に入っていけた。面白い(存在)でしょう。ただ、箱根には出る幕はないかも知れません(笑)。

|

2010年12月 1日 (水)

ラジオ日本箱根駅伝中継スタッフ

解 説:   田幸寛史さん(中央大学陸上競技部前監督・ヱスビー食品陸上競技部監督)

ゲスト:往路 伊達秀晃さん(東海大学OB・中国電力)

     復路 深津卓也さん(駒澤大学OB・旭化成)

センター実況:往路 小林幸明(ラジオ日本)

        復路 細渕武揚(ラジオ日本)

放送時間:1月2日(日)往路 7時30分から14時25分

       3日(月)復路 7時30分から14時30分

関連番組:1月1日(土)『箱根駅伝直前情報』11時30分から12時00分

|

第87回東京箱根間往復大学駅伝競走 出場校

シード校】

東洋大学(9回連続69回目)

駒澤大学(45回連続45回目)

山梨学院大学(25回連続25回目)

中央大学(82回連続85回目)

東京農業大学(4年連続66回目)

城西大学(8回連続8回目)

早稲田大学(35回連続80回目)

青山学院大学(3年連続16回目)

日本体育大学(63回連続63回目)

明治大学(3年連続53回目)

【予選会突破校】

拓殖大学(2年ぶり33回目)

國學院大學(4年ぶり5回目)

帝京大学(4年連続12回目)

中央学院大学(9回連続12回目)

上武大学(3年連続3回目)

東海大学(39回連続39回目)

日本大学(14回連続82回目)

神奈川大学(2年ぶり42回目)

専修大学(7回連続67回目)

関東学連選抜(オープン参加)

|

« 2010年10月 | トップページ | 2011年1月 »